日本共産党和歌山市議団の活動[議会と市会議員の近況・・・


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国保は社会保障

 こんにちは、松坂みち子です。国保は社会保障_a0041579_17185860.jpg
 民主商工会が主催した国民健康保険の学習会に参加しました。
 戦前にも国保はありましたが、戦争に向けての「健民健兵政策」としてのものでした。戦後新しくなった国保では、第1条に「この法律は、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保険の向上に寄与するものとする」とあるように、社会保障としての国保になりました。個人や相互扶助ではどうしようもない医療に対し、本人と公的機関で社会的に対応するというように、憲法25条にもとづく生存権を実体化したのです。
 問題は保険料の高さです。その第一の原因は、政府が補助金を引き下げたことにあります。また、他の健康保険と違って、全額自己負担であり、収入に関係ない保険料(均等割・平等割)がかかっていることも原因の一つです。そして、前年の収入が基準になっているため、払えなくなることもあります。その上に、収納率を上げるためにと制裁を強化し、保険証の取り上げから始まり、現在は差し押さえも増えています。生命を守るはずの国保が生命を奪う事態にもなっています。
 仕事をしている間は社会保険でも、退職後にはほとんどの方が加入することになります。保険料を引き下げ、払える国保料にし、生命を守ることは急務です。
by jcpsigidan | 2011-06-08 17:21 | 松坂 みち子