魚釣り公園入園料値上げ
2013年 03月 25日
3月上旬、二人のつり好きの知り合いから「北港魚釣り公園の入園料、駐車料金が引き上げられる。楽しみにしているのに、何とかならないか」。また奈良県の党市議会議員からも「つり公園の値上げとなるらしいが、経営が大変、とのこと。海釣りの好きな知人が月2回は通っているが、困っている」との電話を受けた。
公園は新日鉄住金の関連会社が経営をしています。北防は和歌山県が持ち主で『専用許可』を受け、経営がされている。入園料金は4月1日から大人1人・700円→1100円、駐車料金は一台・500円→700円と改定される、といいます。
開園当時には私も休日には釣りを楽しんできましたが、現在は忙しさに紛れて釣り竿も納竿したままです。釣り公園の最盛期には年間10万人が訪れていましたが、昨年1年間では45000人程度、といいます。釣り人口の減少が最大の要因ですか、県へ「専用許可料金=年間300万円強」と管理費を払えば赤字経営といいます。このままでは経営の維持が困難、といいます。
釣り人口は減ったといっても年間平均すれば日・120人も利用しています。釣り公園は足場もよく、車で釣り場の直近まで行くことがができるため、ファンは多い。大阪府や奈良県などからも釣りを楽しみに来園者も多く、和歌山市の観光の一つとなっている。
和歌山市は「北防釣り公園」とは別途に「海釣り公園 親子釣りパ-ク」を田野地区で運営しています。「パ-ク」は釣り道具の貸し出しなどもおこなっており、家族連れで楽しむことができる公園で、来場者でにぎわっている、といいます。
冬場の釣りはオフシ-ズンですが、「北防釣り公園」はきれいに毎日清掃され、ゴミは見当たりません。閉鎖となるような事態を避けるため、県・市の「観光」に貢献している釣り公園を和歌山県は支援のための施策をしてほしい、との声が聞かれます。
(写真は1番ゲ-トからの釣り公園全景)