日本共産党和歌山市議団の活動[議会と市会議員の近況・・・


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7月14日の豪雨、市指定文化財・嘉永橋も被害に

 渡辺忠広です。7月14日の豪雨、市指定文化財・嘉永橋も被害に_a0041579_1122871.jpg
 7月13、14日と降り続いた豪雨被害は河西地区、とりわけ加太地区の降雨量は昨年11月の雨量よりも記録的には少なかったにもかかわらず、被害は甚大です。
 加太地区の山崩れについては先週のブログへ記載しましたが、大川地区を流れる河川が氾濫し、村落への被害はなかったものの、市文化財に指定している「嘉永橋」の橋脚に流木が絡み、石製の橋脚の土台となっている礎石が流される被害を受けました。
 「嘉永橋」は嘉永7年9月(1845年)に築造され(欄干に刻印されている)、今から165年も前の築造物で三径間反り橋(太鼓橋)で、江戸時代末期のものです。また和歌浦の「不老橋」は「嘉永橋」の3年前に築造されています。太鼓橋であるため車両の通行が制限されたことが今日まで持ちこたえたもの、と私は思っています。
 7月14日の豪雨、市指定文化財・嘉永橋も被害に_a0041579_11212837.jpg橋は花崗岩・「庵治石」が使用されており、橋は強固な造りですが、礎石となっている川底の小石が橋脚に絡んだ流木によって急流となったため流され、橋脚が宙に浮く被害となったものと思われます。
 早急に橋脚に絡んだ流木の処理、専門家による補修工事をしなければ橋全体が傾くおそれがあります。文化財保護のため緊急対策が求められます。 
 (写真は嘉永橋。橋脚部分に流木が。後方の橋はバイパス橋。写真は渡辺忠広)
by jcpsigidan | 2010-07-19 11:30 | 渡辺 忠広