第53回自治体学校へ参加しました。
2011年 07月 25日
奈良市内で開かれた自治体学校に参加しました。この学校は皆が先生、皆が生徒と互いに学びあう姿勢に貫かれていることがうれしい。確かにすごい運動の実践例が聞けるし、ずっしりと最後の3日目まで宝物が用意されているので気が抜けません。ナイター企画もあり「東日本大震災からの復興勢」と、この紹介のしかたを見ただけで主催者の気迫を感じます。毎年参加したいと思いながらなかなか行けなかったのですが今年は3日間全日程に参加。神戸女学院大学の石川康宏先生の「憲法どおりの日本(社会)をつくる=人間の復興か資本の論理か=」の記念講演は圧巻でした。東日本の大震災と、それをきっかけとした東京電力の原発事故から「人間らしい生活の再建」が課題となっているが”そこに生きて、暮らす人々の「尊厳の復興」が核心です”と。「政治に強い市民になろう」の話では学ぶことが不可欠。学習の本道は「独習」、本の読み方、学びを生活の習慣に・・・スイッチの入れ方までも! ここまで言われたら勉強してみよう、挑戦してみよう!という気になります。分科会は交通権にかかわっての実践事例を。ここで想定外の貴志川線の取り組みについて発言する流れとなってしまい、知っている範囲で話してきました。そして3日めの最後は「充実した地方自治の担い手を育てる」のテーマです。徳島大学の中嶋信教授の講義でした。この学校にきて地方自治にかかわっる見識が深まったか、から始まった講義はぐんぐんと奥深い内容に。最後に井上ひさし氏の「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、ゆかいなことをいっそうゆかいに」の言葉を紹介されました。とても印象的でした。さて、学んだことをどう生かすか、宿題をいっぱいもらったと思っています。暑さに負けずがんばります。