自然エネルギーは平和のエネルギー
2011年 11月 16日
11月5日、和歌山市母親大会が開かれ、「原発震災と私たちのこれからの生活」と題して、和歌山大学経済学部 中村大和氏の講演がありました。その一部ですが、ご紹介します。
☆時代遅れの原子力発電
原発の電気への変換効率は33%。3分の2の排熱は温水として海に流されている。原発を進めれば進めるほど、地球温暖化は進む。
☆放射線被ばく
国が作っている基準は、外部被ばくの数値のみ。長期的に影響をうける内部被ばくについては無視して いる。被ばくについて、ここまでは安全・これ以上は危険という決まった数値はない。
☆エネルギー利用の効率化
電気を熱として使うのは非効率。たとえば、電気保温ポットが使う電気は日本中で原発3基分。ガスで沸かして保温ポットに入れれば電気使用はゼロ。
☆自然エネルギーの推進
自然エネルギーにより電気の自給率が100%をこえる自治体は全国で57(2009年3月)。
小水力、太陽熱、風力、地熱発電など。
エネルギーも地産地消すれば、地域経済の活性化にもつながる。
☆電力会社の独占をなくす
発電の自由化と、送電網の共有化。小規模・分散型システムの展開を。
☆自然エネルギーは平和のエネルギー
石油をめぐる戦争はあっても、太陽を争奪する戦争は起こり得ない。