日本共産党和歌山市議団の活動[議会と市会議員の近況・・・


by jcpsigidan
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

「pm2.5」 測定に当たって

 渡辺忠広です。「pm2.5」 測定に当たって_a0041579_9425290.jpg
 最近のニュ-ス報道で中国国内の環境汚染が大きく報道され、その中心は「pm2.5」という極微細な粉塵粒子の環境汚染の問題で、日本国内への環境汚染への影響が懸念されています。
 私が環境汚染問題で「pm2.5」問題を取り上げたのは2010年の当初議会です。私は「国の定めた浮遊粒子状物質(SPM)を市内13箇所で測定されているが、何を測定をしているのか」と質しました。当局は測定は「10ミクロン以下の量の測定」との答弁でした。(1ミクロンは1000分の1ミリ)
 私は「国から『pm2.5』といわれる微粒子の調査指導がされている。測定点を特定し環境測定を」と要請しました。市は「国からの指導は承知している。来年度から測定を開始する」とし、2011年度から測定を開始しました。
 「pm2.5」 測定に当たって_a0041579_9572429.jpg「pm2.5」は、ナノ粒子と言われる環境汚染物質で、粒径は「杉花粉の10分の1」以下の大きさです。一般に「埃」は喉、鼻の粘膜によって排出されますが、「ナノ粒子」と言われる極微小粒子は肺の深部にまで至り、呼吸器疾患、循環器疾患への影響が懸念されると言われています。
 とりわけ偏西風によって日本国土に持ち込まれる中国国内の埃は黄砂のみならず、「pm2.5」等はガソリン等に含まれる鉛、石炭発電による微粒子排煙により水銀等の重金属が含まれており、新たな健康障害の要因になりかねません。
 「pm2.5」は和歌山市では現在、市内3箇所で調査が開始されています。大気中の含有量の法基準は「35μg/m3以下」となっています。市の測定結果は一時、測定点の湊小学校等では基準値を超える値が測定されたことはありますが、今日では日平均値は35μgは超えていません。
 「pm2.5」は一般的に日常生活の中でも発生しています。工場の煤煙、自動車の排気ガス、たばこの煙、仏壇の線香の煙等々です。和歌山市の場合「pm2.5」の実測値はHpで公開されていますから、高い値の時は外出を控える、マスクの使用等によって被害は防ぐことは可能、と言われています。
 オキシダント情報と同様に、「pm2.5」警報を出すなどの措置と成分分析を和歌山市に要請しました。
(写真は「pm2.5」の測定点となっている市立湊小学校)
by jcpsigidan | 2013-02-13 08:41 | 渡辺 忠広