海水が逆流する下水対策が完成
2014年 05月 12日
昨年の5月、丁度1年前のブログで紹介した「海水が逆流する下水対策」が完成しています。
和歌山市本脇地区では大雨と満潮が重なれば、下水が河西公園内を経て、新日鉄住金構内の第2内港に自然流水となっているため、下水管に逆支弁などがなく住宅地に海水混じりの雨水が逆流し、2年前には床上浸水の被害を受けていました。
和歌山市は雨水下水配管を直接海に流す方法を止め、本脇の公共下水処理施設内にピットを設置し(学校のプ-ルほどの大きさ)、雨水をピットに溜め、貯留水を海にポンプアップし、放流する方法に改善しました。
何度も海水の逆流で被害を受けていた方たちから「これで安心だ。広大なピットも見せてもらった。集まった雨水も放流せすせともピット内で自然に蒸発しなくなるのでは」と話されています。
(写真は新設された貯留ピット。突き出た管が下水配水管)