6月議会報告
2015年 08月 03日
産廃問題と医療保険制度改革、市管理のトイレの問題を取り上げました。
産廃問題では、2月議会に引き続き、昨年12月17日に和歌山市が事業者に提出した通知文について質しました。市は通知文について「事前協議の終了を通知したものではない」と答弁しました。また事業者と関係各課が行っている協議内容の進捗状況については、主に「水道局として専門技術委員から『建設工事が行われる際は濁水の発生が懸念され、施設の機能の停止や給水の停止につながる。建設開始前に取水口の移設をするなどの対策が必要』との意見が出され、現取水口とは別の予備水源としてもう一カ所取水口を設置することで合意したがそれ以降の進捗はない」との答弁がありました。
医療保険制度改革については、和歌山市への影響について市は「不確定要素が多く市への影響を現段階で見通すことは困難」と答弁。広域化などおおきく影響を受ける国民健康保険制度については、高すぎる国保料のため滞納世帯が2013年度7286世帯から2014年度1万465世帯と3000世帯以上も増えており、しかも全加入世帯が6万1285世帯中の1万465世帯。滞納せざるをえない実態をきちんと把握し、安心して医療にかかれる和歌山市とするよう取り組んでもらいたいと求めました。
市の管理するトイレについては、市は「破損等の状況に速やかに対応出来るよう努める」「和歌山城の天守閣の入場者数が18年ぶりに20万人を超えた。和歌山城のトイレは観光地としての課題の一つと認識している今後も快適性や利便性の向上、バリアフリーの観点から検討を進める。」と答弁しました。