点字図書館 ビッグ愛に開館
2017年 04月 05日
点字図書館と聴覚障害者情報センターの機能を併せ持つ施設となっており、4月4日、開館式が行われました。私は、開館式に参加されていた奧村のり子県議と一緒に、式終了後に行われた館内の案内に参加させて頂きました。初めて点字の本を見させて頂き、ずらっと並んでいる点字本と見た目CDのようなデイジー図書の書架を見せて頂きました。点字本は一般の本なら1冊でおさまるところ点字にすると4冊にもなったりする場合があり、現在の冊数はタイトルで3542,冊数は9614冊デイジー図書は声で録音されており80時間ぶんが入っているそうです。視覚障害の方が図書館に来て本を借りることは殆どなく電話やインターネットでの申し込みで郵送が中心ということでした。「和歌山県下で点字図書館があるのは和歌山市だけ、全国に必ずあるというものではない」ということでした。全国にある点字図書館は互いに持っている点字本やデイジー図書の情報を共有し、リクエストに応えて点字本を印刷したり出来るようになっているとの説明もありました。これまでの点字図書館は駿河町の和歌山県身体障害者総合福祉会館にあったのが耐震生の問題からビッグ愛に移転したということです。当日は点字の翻訳をされているボランティアの方も参加されていました。視覚障害の方にとって待ち望まれていた開館で、多くの方からのリクエストがきているとのことです。今まで知らなかった点字図書館とそれに携わる方々の存在の貴重さを感じて帰って来ました。(奧村のり子県議と点字図書の書架の前で)