110年の歴史・南海橋の撤去工事進む。なつかしの「一銭橋」に、お疲れ様、ご苦労様と・・・・。
2007年 12月 12日
紀の国大橋の東隣にある、南海橋の撤去工事が終わろうとしています。南海橋は、明治30年ごろ南海電鉄によって建設されました。南海橋は別名「一銭橋」ともよく言われています。(郷土史家の田中敬忠氏の1930年に著した「紀府京はし」で1人1銭、牛馬1頭2銭とある)それは、川こえの交通料をとるということで「一銭」が必要だったとお聞きした事があります。
私も中学時代に、友達と橋を歩いて自宅まで一時間ぐらい歩いた記憶があります。紀の国大橋が5年前に建設されたことによってその役割を終えて撤去となりました。住民からは、愛着があるためか残してほしいとの声もありました。
工事が進むについれて、南海橋は、秋晴れの日、紅葉の和泉山脈を背にだんだん小さくなります。思わず、ご苦労様と声をかけました。