再度、漁協を訪ねる
2008年 08月 25日
8月22日、夏漁から秋漁に変わる和歌山市内の漁協を訪問し燃油の高騰、漁価について尋ねました。国重秀明さん(衆院・和歌山1区、近畿比例予定候補)、奥村のり子県会議員と一緒です。
加太漁協では「燃料の重油㍑価格はH14年6月-45円であったが、H19年7月-79円、H20年1月-90円、5月-97円、6月-111円、7月-122円(軽油・124円、重油の2円高)と推移し、1年間で1.54倍に高騰している」
「加太漁港では『1船買い』の風習が昔からある。セリで個々の魚ごとで捌くのではなく、船単位に値段を決める風習。加太漁港は『生き魚』が売り商売だから、割高となる。そのため船ごとに生け簀が必要となり出費も多い」
「鯛の一本釣りが加太漁師の命。漁師は気概でがんばってはいるが、こうも燃費が上がれば気概だけではやっていけない。燃費高騰への減額直接支援をしないと、高齢化が進むなか、漁師を辞め丘に上がる者も出てくる」
「魚の値段はセリで決まっているように見えるが、そうではなく、大手のス-パ-が仲買人を通じて値段を決定している。米価や麦価のように、価格保証はない。その上、アワビなどの高級食材の盗漁が頻発し影響もでている。県の養殖事業で高級食材の稚貝、稚魚放流にもっと力をいれてほしい」等の要請を受けました。
また西脇漁港では直接漁師の話を聞くことができました。昨日のシラス漁で取れた「カエリ」を試食しながら「ともかく燃料を下げろ、アメリカのためには遙かインド洋沖にまで軍艦へ燃料を無償補給している。日本の国民が困っているのに、自民党や公明党の政治は間尺に合っていない。もうごめんだ」との話しを聞くことができました