日本共産党和歌山市議団の活動[議会と市会議員の近況・・・


by jcpsigidan
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2月議会が終了しました

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 森下さち子です。
 2月24日に始まった2月議会は代表質問、一般質問、各常任委員会、特別委員会の審議を経て、3月25日、討論、採決し終了しました。
 日本共産党市議団は提案された41件の議案のうち22件に賛成しましたが、19件は様々な問題点があり反対しました。私が19件の反対討論に立ちました。
 以下、討論の主な点を紹介します。(全文はHPにて公開)
 一般会計予算について
 歳入で住宅使用料の8億4564万8千円が予定されています。これは市営住宅第1課管轄2943件および住宅第2課管轄1116件の分ですが、第2課管轄の住宅にのみ認められている減免額は3億円ということです。また、住宅内の駐車場料金についても第1課分の2522万4千円しか計上されていません。所得に応じた減免や市が整備した駐車場として同等の料金を徴収するなど、誰もが納得できる基準を持たないまま、特別な優遇制度を新年度も継続させることは、公平・公正であるべき行政運営から大きく逸脱しています。早急な是正を強く求めます。
 5つのコミュニティセンターへ、現在の支所・連絡所の業務を移すため、サービスセンターの建設費1億2927万1千円が計上されています。日曜日も利用できるなどの前進面があるものの、支所・連絡所を集約化すれば、これまでよりも遠くなる、証明書など支所・連絡所を通じて申請する場合は、まとまってから行う等、特に高齢者、障害者にとってサービスの後退となることが懸念されます。
 住宅使用料や貸付金など私債権の回収のため、特別な部門を設ける予算3000万円が計上されています。このうち1050万円は債権回収の専門会社から人材派遣を依頼するための人件費です。また、料金を滞納すると、年利率14,6%という延滞料金を課すことになっています。現在の経済状況や貧困化の実態に即し、きめ細かい対応こそ望まれ、支払いをますます困難にするようなやり方は行政の取るべき手段ではありません。
 土地造成事業特別計(スカイタウンつつじヶ丘)へ一般会計から11億7451万円もの繰入れが予定されています。連結赤字決算を回避するためだということですが、このような事態を招いたのは市の失政にあり市民には何ら関係のないことです。多額の繰り入れは市民の暮らしや福祉にかかわる予算を切り縮め、結果的に市民に責任を転嫁することになります。
 教育予算は今年も10%(一般会計に占める割合)を下回っています。中学校の所々修繕費が昨年に続き減らされています。また、就学援助の基準を見直すなどの政策的配慮がありません。学童保育は待機児童の解消、指導員の待遇改善、午後6時までの開設など早急な充実が求められているにもかかわらず、その需要に見合うだけの計画がありません。教育は未来への投資でありすべての子どもたちに等しくその機会、環境、制度が保障されるべきです。新年度の教育予算は金額においても内容においても乏しいものといわざるを得ません。
 以上が討論の主な点です。 
by jcpsigidan | 2009-03-28 16:34 | 森下 さちこ